Kozyです。
タイトルの結論から先に言いますね。
「はい、土地だけの場所でも、郵便受けがあれば、きちんと郵便物は届きます」
実は、わが社の本店所在地が、今、まさしくそのような状態なんです。
え?どゆこと?って思いますよね。
百聞は一見にしかず
この写真は、当社の登記上の本店所在地の様子です。(昨日撮影)
わかりにくいですが、土地に郵便受けを立てているだけで、建物はありません。
いわば「リアルバーチャルオフィス」ともいえる状態なんです。(なんのこっちゃよーわからん、と言われてしまいそうですが。。。。。)
これでも、ちゃんと法人登記上の本店住所として法務局で公に認められていますので、正真正銘の「本社」なんです。(汗)
そもそも、なぜ本社がこんな状態になっているのかと言いますと、家族で北海道の東川町に移住してから現在も賃貸住宅に住んでいますが、将来的に自宅兼事務所になるような土地探しをしていました。タイミング良く近所で築45年のボロボロ戸建住宅が売りに出たのを見つけ、いずれ新築に建て替える前提で購入しました。
しかし、運の悪いことに、その頃にはウッドショックが世界中に広がっていて、木材や建築用資材の価格が高騰し、いつの間にか、新築の坪単価が90~120万円にまでなっていました。その時点で、当初に想定した予算を大幅に超えてしまったので、新築を建てる計画を泣く泣く保留にしました。
そうこうしているうちに、「法改正で、2022年の4月から、建物の解体に際して、アスベスト含有の事前調査が義務付けられるため、解体費用の相場が大幅に上がることになりそうだ」と知り合いの建築業者さんから伝えられたので、「それならば解体費が上がる前に、解体だけでも先に済ませてしまおう」ということになり、最終的に本社は今のような更地に郵便受けを置いただけの状態となった、という次第です。
こんな特殊すぎる状況を構築する方法を知りたいというニーズがあるのかどうか、よくわからないのですが、一応念のために書いておくと、郵便物を受け取るためには、管轄の郵便局に「転送届」を提出する必要があります。ネットでも転送届は提出できますが、事情が事情だったため、当社の場合は、郵便局まで出向いて、窓口の局員に事情を説明した上で転送届を提出して、くれぐれも配達が滞りなく開始されるように念押しをしました。その後、きちんと郵便物が届くようになりました。
今のところ、週に2~3回、自宅から歩いて5分の場所にある「本店」まで郵便物を回収しに行っていますが、特に業務上の支障はありません。
一応、隣近所の住人の方たちには、建物の解体前と郵便受けを設置したタイミングでご挨拶と事情を説明して回りました。建物が解体されて、そこに郵便受けだけ置かれたら、ご近所さんからすれば「なんだあれ?いつ建物が建つの?」と思われてしまいますので。
今のところ、ウッドショックが落ち着くまで、新築を建てる計画は保留です。つきましては、わが社にとって「本店」が郵便物を回収するだけの役割を果たす状態が、これからもしばらく続きます。